世界最古の釣り針、沖縄の洞窟で発見(英国放送協会 BBCニュース )


世界最古の釣り針、沖縄の洞窟で発見

2016年09月19日 英国放送協会 BBCニュース
http://www.bbc.com/japanese/37405022

沖縄の洞窟で、世界最古とみられる釣り針2個が発見された。報告論文が16日、米科
学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された。巻貝から作られた釣り針は、約2万3000年
前のものとみられる。ほかにも貝で作った珠や道具類に加えて、カニや貝を食べた跡
が見つかったという。

沖縄県立博物館・美術館などの専門家からなる調査グループは、沖縄県南城市のサキ
タリ洞窟で発掘作業を行っていた。この周辺では少なくとも3万年前から、人間が住
んでいたとみられている。

釣り針の発見によって、これまで考えられていたより広範囲で、初期の海洋技術が使
われていたと推測できるという。論文は、こうした技術が大西洋西岸沿いに北から中
央緯度の地域にまで広がっていたことがうかがえると書いている。

これまで見つかった最古の釣り針は、少なくとも1万6000年前のチモールの釣り針と、
少なくとも約1万8000年前のパプアニューギニアの釣り針。

大陸から離れた海洋諸島に人類が移動し始めたのは約5万年前からで、人類の居住範
囲の拡大につながったと考えられている。

論文を発表した調査グループは、サキタリ洞窟に釣り針などを残した人々は、季節ご
とに定期的に洞窟を訪れていたかもしれないと指摘。特に、モクズガニなどを食べた
跡が大量に残っていることから、このカニが「最もおいしい」時期に合わせて移動し
ていた可能性も指摘している。

(英語記事)
http://www.bbc.com/news/world-asia-37402183


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